北三陸・普代「滋養豊かな海からの贈り物」
東日本大震災から9月11日で早、6ヶ月が過ぎようとしています。
9月11日には各社TVの報道番組で様々な特集が企画されていました。
北三陸・普代における漁業被害もまだまだ復興の途上に有ることは否めません。
様々な作業に利用される船や養殖施設など、少しづつ復旧のエンジンに力強い響きが感じられるところです。
そんな復興途上ではございますが、今年度の「ウニの口開け」は着手時期も昨年より多少遅くなり、採取量も限定されましたが、8月31日にて今年度の口開けは終了となりました。
黒崎地区でのウニ採取の様子。
太田名部漁港から北山崎展望台へつながる「シーサイドライン」から眼下に見おろす、すぐ近くの海岸で、ウニの採取が行われます。(右側の山沿いに走る白い線がシーサイドラインです。)
良質のコンブを餌として育つ普代の天然ウニ。
滋養豊かな海だからこそ、こんなに近くで採取ができるのです。
別な角度からの採取状況。
砂浜から少し海水につかれば、採取している場所へすぐ届きそうに感じます。
でも一般の人は、一個でも採る事は犯罪となりますのでご注意くださいね。
採れたての「殻のままのウニ」
新鮮なウニの身がギッシリ詰まっています。
このウニを使った株式会社三陸水産特製の「塩ウニ」が出来上がりました。
東日本大震災にも耐えた、北三陸普代の良質な「ウニ」をご賞味くださいませ。
こちらの ページ に掲載してございます。
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9月はじめの地元紙に「ワカメ養殖再開準備」と題して、普代村の漁業者が土のう作りをしている写真が報道されていました。
この土のうは、ワカメ養殖施設のアンカー部分に利用されます。
今シーズンに養殖を再開する漁業者が集まり、8月末から土のう作りは始まりました。
津波により、1,309台あった養殖施設の全てが被災。
今シーズン使用する施設は679台にとどまったとの事です。
一つの養殖施設には120個の土のうを使用するといいます。
来年3月の収穫に向け、思いを一つに共同で作業に当たった、との事でした。
沖に土のうを沈め、10月~11月頃までにワカメの胞子を付けたロープを取り付け、来年3月中旬からの収穫を目指します。
震災直後は1年は駄目だと思っていた漁業者も、再開できて一安心というところでしょうか?
ワカメ養殖再開にむけたNEWSでした。
震災前にお届けしました、肉厚で柔らかな「養殖ワカメ」。
皆様にお届け再開できることを、切に望んでいます。
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株式会社 三陸水産 スタッフレポート