北三陸普代の海は元気です (^_-)-☆
8月11日で震災後5ヶ月になろうとしています。
先日、普代村堀内漁港において、ダイビングを趣味とする方々による海底内のゴミや瓦礫などの撤去作業を行うボランティア活動の様子が、地方紙(岩手日報)にて報道されました。
実際に新聞社のカメラマンが海底にダイビングして撮った写真も載っていました。
今後太田名部漁港などでも行う予定とか。
漁業関係者としては大変ありがたい事だと考えています。
さて本日は、大漁(量)の「イワシ」が入荷し、従業員皆が汗を流している様子をレポートいたします。<(_ _)>
こんな魚専用のプールに取れたて、肉厚のイワシがびっしり。
これらを「鮮魚」として出荷するために箱詰めします。
今日は昼休み時間を通して、作業を行いました。
(当然、作業が一段落してからのお昼休憩で~す)
鮮度が落ちない様に手早く箱詰め、計量します。
出来上がった箱はそのまま、輸送用のトラックに積み込まれます。
その日のうちに中央の市場やスーパーなどへ出荷されます。
滋養ゆたかな、北三陸普代の海からの贈り物。
イキのいい魚たちが今日もどっさりと入荷しました。
このように普代の海では震災以降も豊かな漁獲を誇っています。
ただ残念なのは、漁をする船が足りないんですね。
こちらは「ナメタカレイ」
煮物に刺身にど~んと来い。
これらの魚は全て、お取引先様の求めに応じ「鮮魚」として出荷されます。
こちらは「マツカワ」
マツカワは、白身の高級魚。
味はカレイ類の中でも最上とされ、主に刺身や寿司だねに利用されます。
ヒラメと並ぶ高級魚ですが、歯ごたえ、うまみ成分ともヒラメより上で、ヒラメ・カレイ類の中でも特に身がしまり、味も良いといわれています。
定置で上がった「イナダ」
イナダ(35-60cm)、ワラサ(60-80cm)、ブリ(80cm以上)と一般的に言われます。
北三陸普代の海ではこれから「ワラサ」もシーズンインします。
取れたての鮮魚をおいしいまま食卓へ。
普代の海は元気です (^_-)-☆
マスメディアの調査によると、漁業で生計を立てている方の約3割が震災を契機に廃業を考えているという。
普代村でもそのような影がないわけでもない。
私たち「北三陸普代村」の「株式会社三陸水産」は今後とも普代の海からの、安全・安心・美味しい贈り物を、皆様の食卓へお届けすることを使命として、取り組んでまいります。
※)ご案内
現在「株式会社三陸水産」の「ワカメ」は「天然ワカメ」を出荷させていただいております。
「天然ワカメ」は北三陸普代の荒波で鍛えられた肉厚で歯ごたえのあるものとなっています。
「養殖ワカメ」と比べた場合多少「硬め」となっています。
「天然ワカメ」は天然であるが故の特徴を持っています。
「天然の味と食感」を楽しんでいただければ幸いでございます。
北三陸普代村にある 株式会社三陸水産 スタッフレポート
(養殖用のワカメは施設の復旧後、種苗が成長するまで、まだまだ時間が必要と聞きます)