新巻鮭の加工が始まりました
【 11月25日付け岩手日報報道によると 】
県内の秋鮭漁は極度の不振となっているとの発表。
沿岸地域での12月恒例のイベントも中止など寂しい情報が舞い込んできます。
秋鮭漁不振の影響でイクラや切り身の価格が例年以上に高騰しており
秋鮭漁の出来は沿岸経済への影響が大きく、盛漁期での巻き返しを誰もが待ち望んでいます。
普代近海でも秋鮭の漁獲量は例年になく少ない。
現在は青物の漁獲もすくなくなってきていると聞きます。
北三陸普代近海で獲れる希少な秋鮭ですが
例年ご注文されるお客様の分は何とか確保でき、やっとのことで新巻鮭を干し始めたところです。
北三陸普代の浜風が吹き抜ける冬空の下で、寒風にさらされ「いい塩あんばいに」熟成が進んでおります。
例年より少し型は小さめですが、銀系(銀鮭)の出来上がりを丹念に調製させていただいているところです。
秋鮭が浜風にさらされ、新巻へと仕上がる風景がないことには、師走の風物詩も色あせてしまいます。
完成した新巻は今週末から販売予定でございます。
さてこちらは干し穴子。
一般販売するものではありませんが、これも北三陸の昔からの郷土食。
大手スーパーからの依頼を受けて加工しております。
調理には、一度あぶって油を抜いたのち、煮しめなどに用い風味を楽しむ。
これも北三陸師走ならではの風景、正月料理の一品として食されている様です。
By 三陸水産 Staff