普代浜生ウニの口開け状況について
初夏の風物詩であります「生ウニ」を心待ちしてくださるお客様にご案内致します。
現在のところ梅雨前線が東日本に停滞
浜はガスがかかった状態が連日となり
ウニの口開けができない状況が続いております。
お待たせいたして大変に申し訳なく
日々浜の海況が晴れることを切に願うものでございます。
西日本では記録的な大雨になり
各地で集中豪雨や土石流によって甚大な被害に合われている情報が
日々マスメディアから伝わってまいります。
心痛む情報に、被害にあわれている皆様には心よりお見舞い申し上げます。
【追記】
三陸沿岸に生息するウニは例年6~8月に出荷の最盛期を迎えます。
近年、海水温の上昇などによって冬場にウニがコンブを食べ尽くす磯焼けが深刻化しているといいます。
天候不順や新型コロナウイルスの影響で漁獲量が減り
漁場に多くのウニが残ると冬場にコンブを食べ尽くす磯焼けも心配されます。
県水産技術センター(岩手県釜石市)の実験では
人工的に餌を与えれば冬場でも実入りが回復することが分かり
岩手県では、三陸沿岸のウニに人工的に餌を与えて出荷する実証事業に乗り出していると聞きます。
例年夏場にしか採らないウニを冬にも出荷する「二期作」の実現が目標の様です。
漁業者の所得向上と磯焼け対策の一石二鳥の効果が見込まれ、本格的な事業化に向け期待されています。
– 河北新報2020年11月9日の情報 –