お知らせ(鮭の回帰状況)
岩手県水産技術センターから
2O20年度9月~2021年2月の秋サケ回帰予報が発表されました。
記録的な不漁だった昨年度の数値は上回るものの
東日本大震災前5年間の平均値の23%と
依然として低い水準が予測されるとのことです。
昨年度の不漁の原因について、岩手県水産技術センターでは
「詳細な原因は解明できていないが、4歳魚、5歳魚の漁獲がかなり予測を下回った。
沿岸域で急激な水温上昇に遭い、生き残る稚魚が激減したのではないか。
本年度はそこまで危機的な状況にはならないと予測している。」
とのことでした。
今期の普代での鮭漁は昨年に続き不漁からのスタートとなり
地元普代市場では鮭の水揚げが前年比50%以下となっています。
不漁による魚価の高騰と原料不足により
未だイクラ製造ラインを稼働するに至っていないのが現状でございます。
地球温暖化の影響の下、温かい海水帯が動かず
定置網には温かい温度帯を好むイナダが毎日水揚げされている状況でございます。
例年ならば、11月中旬から下旬と鮭の盛漁期に向かっていく予定なのですが
現時点での漁獲状況を考えた場合
漁師は勿論のこと私たち加工業者も浜の状況が良い方向に動くことを祈るばかりでございます。
また、贈答用品のお知らせ時期とかさなり
イクラ・新巻鮭のお客様方には大変お待たせしており「やきもき」しているところでございます。
近況を再度お知らせ致したいと考えております。
今少しお待ちいただければ幸いでございます。
今後とも弊社製品をご愛顧賜ります様衷心よりお願い申し上げます。
////// 雑感 ///////
季節の移ろいは初冬へと変わり
木立も来る年に向けた準備に勤しんでいる様に感じます。
あわただしく仕事に明け暮れているうちに、季節は色濃く変化していってしまいます。
路傍の草花も来る華やぐ春にむかっての準備期間なのでしょう。
コロナ渦やインフルと乾燥期には見えない敵が襲来します。
お身体には充分にお気を付けいただき
ご活躍されますことを切にお祈りいたします。
株式会社 三陸水産 Staff一同